平安時代末期、奥州藤原氏が支配する日高見国は、同じ貿易立国を目指す平家との間に。海上利権をめぐるかけ引きが存在した。後白河法皇と源頼朝、藤原秀衡それぞれの思惑に翻弄される源義経主従。海上交易の視点から平安三国志を読み解く長編歴史小説。
更新:2009/6/10
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上野動物園で長年飼育係だった福田三郎が、園長代理になった。戦時体制下の帝都東京で福田を待っていたのは、ゾウやライオンなどの猛獣を処分せよという非情な命令だった。福田らの抵抗も虚しく、動物処分命令は実行に移された。絶食してやせ細り、福田に芸をして餌を求めるインド象のトンキー。職員の誰もが、動物たちの為に慟哭した。戦後「妹にゾウを見せたい」という小学生の投書が、インド政府を動かした。ネルー首相は日本の子供たちのために、インド象のインディラを贈る事にした。福田たちは全国の子供たちにゾウを見せたいと、移動動物園を企画する。インディラは全国の子供たちから熱烈歓迎された。
更新:2009/2/17
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